発電機の生産ラインの中の製品組み立て工程を担当しており、組立工程で使用する装置や治工具の設計や修理を行っています。新たな治工具や設備導入などに際しては、現場サイドの要望を聞き、アイデアをまとめて上司と相談します。予算の都合などで要望通りにいかないこともありますが、そうした際に現場が納得する代替案を考えるのも私の役目です。
治工具や設備導入に関しては現場の要望を聞くだけでなく、こちらから提案をすることもあります。そのため、より効率的に製品を組み立てることができないかを考え、IE手法を用いた組立工程の工程改善にも取り組んでいます。
また最近は、全社でライン全体の効率化を目指した業務改善がテーマとなっており、他の工程設計担当者との連携も以前より密になっています。
入社2年目の12月に、製品を載せてライン上を動かすコンベアの交換を検討していた矢先、そのコンベアのフレームが折れラインが止まってしまったことがありました。納品スケジュールがあるので、すぐにラインを復旧する必要がありました。生産技術課総出で修理を行い無事に復旧できたときは、喜びと仲間の大切さを感じました。
部門間の垣根がなく和気あいあいとした雰囲気で、協力して仕事を進めていくチームワークの良さもデンヨーの魅力の一つです。仕事だけでなく、私は中学から大学まで野球をやっていたので、みんなに声を掛けて福井工場の野球チームを結成し、休日には楽しく汗をかいています。
設計で行き詰ることもありますが、先輩や同僚から気軽にアドバイスをもらえます。自分の構想をカタチにして、現場の作業員から「使いやすくて良かった」という言葉をかけてもらった時は、何とも言えないやりがいを感じます。
大学時代の友人が東北出身で、東日本大震災の際、避難所で数多くの発電機が使用されており、その発電機の明りのおかげで避難していた方々が勇気づけられたという話を聞きました。昔から漠然と人の役に立つ仕事に就きたいと考えていた私は、普段はあまり見かけない発電機が、いざという時に人の役に立っている点にとても興味を持ちました。
就職活動がスタートして、いろいろなメーカーを回っていく中で、就職サイトで学生時代に友人の話で興味を持った発電機の会社がデンヨーであることを知り、迷わず説明会に参加し、入社を決めました。
3年目までは目の前の業務をこなすことに必死でしたが、ここ最近では工程全体を考慮した上で設備改善、工程改善に取り組んでいます。設備改善、工程改善が全社でのテーマでもあり、やりがいを感じています。現在は、作業時間の洗い出しを行い短縮が図れる箇所を抽出し検討しています。自動化技術を導入していくなど、社員みんなで協力して効率化とコストダウンを図っていきたいと思っています。
学生さんには、就職してから後悔しないように、自分自身の中で明確なビジョンを持って就職先を選んで欲しいと思います。そして、そのビジョンにデンヨーが少しでも当てはまるなら、会社説明会に足を運んで欲しいと思います。