デンヨーの営業には、国内を担当する部署と海外を担当する部署があり、私は海外営業第一部第二課に所属し、アジア地域のミャンマー、タイ、韓国を主に担当しています。
営業先は多岐にわたりますが、直接ユーザーに営業するケースよりも、現地販売店に向けての当社製品の紹介・販売が中心になります。また、現地販売店のスタッフと一緒になってユーザーの開拓を行うこともあります。
新製品発売時や現地での展示会などをはじめ、営業活動で1~2カ月に1回くらいのペースで担当地域に足を運びます。発電機は常時使用するばかりでなく、ホテルや施設の非常時用の予備電源というケースもあります。そうした場合は営業先が現地の設備会社や建設会社となります。設備会社や建設会社は新たな施設の建設などの情報も持っているので、新たな現場で使ってもらえるように営業展開していきます。
海外では機器のメンテナンスサービスが日本ほどしっかりしていないので、エンジントラブルが時々起こります。ある時、現地では対応不能なトラブルが発生し、技術担当と一緒に現地に急遽飛んで、さまざまな部署の協力を得ながらなんとか無事に解決しました。その間は予備の発電機が稼働していましたが、その発電機にトラブルが起きないことを、心から祈っていました。
この仕事は営業だけでなく貿易の知識も求められます。荷物の船積み一つとってみても国によってルールが違いますし、制度の変更などもありますので、勉強することが尽きません。しかし、電気が通っていない地域もたくさんあり、当社の発電機だけを電源として生活しているような現場を訪問したときなどは、この人達の生活を支えているという責任とやりがいを感じます。
就職活動では、日本はモノづくりの国であり、モノづくりに携わりたいと思い、メーカー系を中心に回りました。
でも、就職活動を始めるまでデンヨーのことは知りませんでした。就職活動を進める中でデンヨーという会社の存在を知りましたが、正直言って発電機がどんな場所でどのように使われているかも知りませんでした。
説明会に参加して、発電機の重要性を感じるとともに、いろいろなモノの根幹となる電力を発電機によって作り出し、普段電力のないところも含めてさまざまな場所に供給する仕事に携わるのは、とてもやりがいがあると感じました。
海外には電気を必要とするところはたくさんあるので、まだまだ営業のチャンスがあります。また、現地の要望を聞いてそれを解決するための新しい機能を付加していくなど、もっと多様な提案をできるよう勉強していきたいと思っています。これからさらに海外営業を強化していくためには、財務や会計の知識習得も必要だと感じています。
海外営業ですので英語が出来るに越したことはないですが、英語が出来なくても(出来ないからこそ)学ぼうという意識を持っている人に来て欲しいと思います。英語に限らず、わかないことや知らないことは知りたいという、好奇心と向上心を持っている人にとっては、とても面白くやりがいのある仕事だと思います。